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胡桃

胡桃

出先で思わずお腹がなりそうなとき、
何かしら腹に入れるべきだとおもいコーヒーをグビッといくと、
お腹が逆にコーヒーの刺激で活性化されたのか何なのか、
グルルルと意図せずなき始めたりして大変恥ずかしい。

 

お腹がなって恥ずかしいのは、女性は僕の比ではないようで、
グミやらお腹をなるのを防止することをうたったお菓子やら様々な商品が
スーパーの棚には並んでいる。

 

くるみ割り人形は、チャイコフスキー3大バレエの1つである。
ドイツの作家ホフマン原作のくるみ割り人形をプレゼントされた少女の夢の物語。
くるみ割り人形は、王子様である。

 

毎年色々なものをおくってくれる農業を営んでいる友人が何名かいる。
少し前、胡桃をたくさんいただいてしまった。

 

くるみ割り人形はぼくの家にはないのではあるが。

 

いただいたときに調べたら、胡桃は割らなければ一年もつということを知って、
なんとなく放置してしまっていた。

 

流石にそろそろまずいのではないか、なんておもっていたのだが、
お盆で暇を持て余していた昼下がり、
ハンマーで割ってぼってりとした中身を取り出し、ローストにしてみることにした。

 

胡桃は木の実の中でも特別な存在感を発してる。

 

ナッツ界の八方美人だと、
ぼくがか勝手に思っている落花生に比べたらかなりの大奥感だ。

 

バーで取り敢えずだされるナッツ盛りの中でも、
胡桃とそれ以外といったような佇まいである。

 

とすると、落花生人形もピーナッツ人形もどうにも腑に落ちない。
やはりくるみ割り人形である。

 

ぼくらが食べる部分は、仁という胡桃の種を割った中のこと。

 

そういえば、昔たまに梅干しの種を割って中の柔らかい白い部分を食べている子がいたけれど、
くるみはみんなそういうかんじで食べているのだ。

 

とかんがえると、簡単にたどり着けない大奥にひとは物語を見出してきたのだろう。

 

困難のなかにある物語こそ輝きを増すし、
案外あっさり割れる落花生割り人形が、王子様だとどうにも締まりがないものね。

 

そんな胡桃を最近ジップロックにいれて持ち歩いている。

 

木の実は空腹に効くらしい。最近じゃ、ダイエットとしても、注目されているとか。

 

少しだけ朝ごはんの早い月曜のお昼前。

 

まだぼくのお腹は鳴り続けている。

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